お悩み相談Q&A
整形外科、リウマチ科、リハビリテーション科ってどんな診察をしてくれるの?
骨折や脱臼、打撲、捻挫や外傷などのケガは整形外科の専門分野です。しかし、最も得意とするのは腰痛や膝の障害、肩の痛みなどです。その中にはリハビリテーションで驚くほど回復するものがあり、整体やマッサージと異なり、科学するリハビリテーションですから効果が確実です。リウマチは、普通の内科や外科では殆ど分かりません。リウマチ科の看板のある病院へ受診してください。
椎間板ヘルニア、膝半月板損傷等の内視鏡手術とは?
最近、TV・新聞等で話題の内視鏡手術とは、小さな切開で出血も無く、術後の痛みがほとんど感じない体に優しい低侵襲の治療法です。膝内視鏡は、平成4年より既に4,000例以上実施。腰椎ヘルニアの内視鏡は平成17年より400例以上実施し、患者様に好評で更に増え続けています。福岡東地区で最も早くから、当院が行ってきた代表的治療です。みのもんたさんで注目された中高年に多い、腰部脊柱管狭窄症も内視鏡手術を行っています。
■内視鏡下(関節鏡下)手術風景
リウマチ科とは?
リウマチは紀元前より存在したと考えられる病気ですが、自分の体内で免疫細胞とその他の細胞が争い合う膠原病の一種です。医学の進歩により、現在は劇的に回復する新しい薬物が登場しています。かなり高度の専門知識を要するリウマチの薬物治療は、必ずリウマチ科の看板のある病院へ受診されることをおすすめします。当院には、リウマチ専門医、リウマチ指導医が複数診療にあたっています。
日本人の中高年に多い膝痛の原因である変形性膝関節症とは?
正座ができなくなり、階段昇降が困難となり、ひいては、歩行すら痛みのため不自由になる疾患です。当院では、ヒアルロン酸注射、リハビリテーション、足底板などにてほとんどの方が改善しています。しかし、そういう保存治療の無効な方には、人工膝関節手術を行っています。開院当初より膝専門で治療してきた当院で代表的治療の一つであります。
最近は人工関節手術に踏みきれない方に、安全な内視鏡での軟骨骨穿孔術を行っています。
■人工膝関節置換術
腰部脊柱管狭窄症の症状とは?
横になって寝ている時や座っている時には異常を感じなくても、歩行中にしびれや痛みが下肢に広がり、腰を前に曲げたり、しゃがんだり、座ったりして休まなければならなくなります。 しゃがんだ姿勢や前屈させた姿勢で数分間休息すると、下肢のしびれや痛みがなくなるため、再び歩けるようになりますが、しばらくするとまた同じ現象が現れます。
近年は中年以降の方に特に多くみられます。内服、リハビリテーションでかなり良くなりますし、10mも歩けなくなっても、最終的には手術で殆どの方は良くなります。 しかし、多くの方は手術を好まれないため、入院による持続骨盤けん引、仙骨神経ブロック、腰部の筋力増強のリハビリ、内服等にて、1km位歩けるようになられています。
腰椎椎間板ヘルニアの症状とは?
重い物を持ったりして椎間板にかかる荷重圧が高まり、その内容の髄核が後ろへ飛び出して神経根を圧迫して起こります。腰痛だけでなく、下肢の痛みやしびれ、筋力の低下なども引き起こします。比較的若い人に発症します。
まずは、リハビリテーション、内服、注射等で90%の方が治ります。しかし、約10%の方は坐骨神経痛がとれなかったり、全く動けない程の激痛になります。
当院では最新のMED(内視鏡手術)で16mmの切開のみで治療する方法を行う、福岡でも数少ない施設です。
■内視鏡下ヘルニア摘出手術
膝半月板損傷の症状とは?
膝の痛みや腫れだけでなく、膝の曲げ伸ばしで音がしたり、膝を完全に伸ばすことができなくなります。
診察とMRIにて確実に診断できます。
治療は、筋トレ等も行いますが、内視鏡手術が最も確実です。
当院では平成4年より約4,000人以上の方に施行し、短期入院での手術も行っております。手術の傷跡は3~4mm位で、若い女性にも美容上の利点があります。
■内視鏡手術での半月板
肩が挙がらなくなって痛むのは?
肩の痛みの多くは五十肩ですが、放置しておくと、全く動かなくなる場合もあり、早めのリハビリが最も効果的です。殆どの人は、2~4週の通院・リハビリで良好な回復が得られます。 時に肩腱板損傷で難治性の場合に注射・手術が考慮されます。
骨粗しょう症って何?
骨粗しょう症での骨折による寝たきり患者は、脳卒中に次いで寝たきりの原因の第2位です。特に知らない間に腰背痛が起こり、気がつくと、骨折している例が多く、謂る腰の曲がった老人になってしまいます。
予防の効果の高い内服・注射があり、万一の場合は、MRI診断の上、コルセットにて変形を防ぎます。当院では、年1~2回の定期検診を施行し、50歳代の女性から登録して頂いて安心して予防されています。
かかりつけ医としての取り組みは?
当院は、「かかりつけ医」として次のような取り組みを行っています。
- 1.健康診断の結果に関する相談等、健康管理に関する相談に応じます。
必要に応じ、専門の医師・医療機関をご紹介します。 - 2.保健・福祉サービスの利用に関するご相談に応じます。
- 3.夜間・休日の問い合わせへの対応を行っています。
- 4.日本医師会かかりつけ医研修制度応用研修会を終了しています。
ジェネリック医薬品(後発医薬品)は処方してもらえますか?
当院では、患者負担の軽減、医療保険財政の改善に資するものとして、入院及び外来において後発医薬品(ジェネリック医薬品)を積極的に採用しています。ご不明な点がございましたら、医師又は看護師にお尋ね下さい。
交通事故で被害(ケガ)を受けた時は?
ご安心して当院にご相談ください。専門のスタッフが十分に説明し、相談にのっています。
交通事故(人身事故)における賠償責任保険の仕組みは強制保険である自賠責保険が基盤で、その上乗せ保険としての任意(対人賠償)保険がこれを補う形になっています。
自賠責保険と任意保険は全く別の保険であるため、一つの事故で自賠責保険と任意保険に請求する場合、それぞれの保険会社に請求することが必要など、手続きが煩雑なものになります。
こうした手続きを改善するために、自賠責保険と任意保険の「一括払制度」があります。 これは任意保険を取り扱っている保険会社が自賠責保険からの支払額を一括して支払うこととするもので、これによって手続きが任意保険に一本化されて簡便になります。
健康な時には気にならなくても、突然交通事故にあうと大きな悩みの種になるものです。
支払方法が決まるまでは自費で支払っていただき、後日支払い方法が決まった時点で精算させていただきます。任意保険に加入されている場合は、まず、保険会社に連絡し、相談して下さい。
詳しくは当院スタッフまでお気軽にお問い合わせください。
※当院は新基準(日医基準)採用の医療機関です。
専門のスタッフが十分に説明し相談にのっています。ご安心して当院にご相談ください。
仕事中や通勤途中にケガをした時は?
ご安心して当院にご相談ください。専門のスタッフが十分に説明し、相談にのっています。
仕事および通勤が原因となって生じた負傷・疾病については、労災保険により給付を受けられます。この場合、原則として健康保険証を使用しての給付は受けられません。
労災保険で受診される場合は、書類(業務災害の場合は様式第5号、通勤災害の場合は様式第16号の3)を提出していただく必要があります。この書類は労働基準監督署にありますが、職場の担当者が通常は準備してくれます。提出されるまでは、自費で支払っていただき、提出後に精算させていただきます。労災保険は原則、指定医療機関でなければ適用されません。非指定医療機関では、取扱い方法が異なります。当院は労災指定医療機関になっており、産業医としても活動しています。
詳しくは当院スタッフまでお気軽にお問い合わせください。
専門のスタッフが十分に説明し相談にのっています。ご安心して当院にご相談ください。